motion in silence
2019
HD Video, Farbe, Ton
25:49 min
4-Kanal-Videoinstallation
Vier Leerstände aus Lauenburg, die Post (1967 gebaut, gerade im Abriss befindlich) und ihr Gegenüber "Nichts"-eine eingezäunte Baufläche (seit 2017), der Hamburger Keller (von ca. 1640) und die Villa (von 1889) neben der Werft. Sie stammen aus unterschiedlichen Jahzehnten und blicken in eine neue, teils ungewisse Zukunft. Fumiko Kikuchi hat sich mit der Geschichte dieser Ort beschäftigt, recherchiert, warum sie verlassen wurden und warum die Eigentümer* innen sie "in Ruhe lassen".
Vier Interviewpartner*innen nahmen je eines der genauten Modelle der Leerstände ca. eine Woche bei sich zu Hause auf. Bei den Interviewaufnahmen versetzten sie sich dann in die Rolle ihres Gebäudes und diskutieren gemeinsam über ihre bevorstehende Zukunft.
Es entsteht so eine Verbindung von Vergangenheit, Gegenwart und Zukunft.
TEXT | Marita Landgraf
motion in silence
2019年
HDビデオ,カラー,ステレオサウンド
25:49
4チャンネルビデオインスタレーション
4つの建物:元レストラン、解体される予定の郵便局、船舶会社の社長が住んでいた家、ショッピングセンターの建設が予定されたきり放置されている空き家、は様々な時代に北ドイツ・ラウエンブルクに建設されて、今日では空き家/空き地になっている。この建物がいつから、そしてどうして空き家/空き地になったのかリサーチすることから始まった。
たくさんの空き家を抱えるこの街は昔リューネブルクからバルト海まで塩を運ぶ通称"塩の道"の通過点だった。往来する船に通行税を設けたことで当時の侯爵は富をなし、住民はこの街に立ち寄る船乗りを相手に休憩所や宿舎を開いた。しかし、通行税が禁止になることでこの街の経済活動も停止した。転出する人々を防ぐこともできず、この街は衰退し、空き地が目立つようになる。
菊池は市内にあるたくさんの空き家/空き地を調査し、その中からこの象徴的な4つの建物を選び、模型を制作した。それぞれの模型を4人の住民宅にホームステイさせることにした。そして、一週間後、その預けた模型の空き家/空き地になりきってインタビューに答えて欲しいと伝えた。
4人の住民が撮影現場に模型と一緒に訪れる。それぞれが空き家/空き家になりきってインタビューに答えた。これから"私たち"はどうするべきなのかと。
元レストランの木組みの家は1640年に建てれた1番の年寄りだ。腐りかけた基礎部分に心配するも、自分の中にかつてあった賑やかな記憶で満たされ、満足しているようだった。来週にも取り壊される予定の郵便局はそれがどれだけの痛みをもたらすのか誰にも想像できないだろうと嘆く。郵便局の隣でそんな嘆きをすでに3回も経験したと、もう何年間も放置されている空き地が鼻で笑っている。船舶会社の社長が住んでた家は昔とは違う今の自分の姿に自信がない。持ち主は海外に住んでいるためもう長いこと姿を見ていないのだった。
作品を通して、住民は都市開発や都市社会学がどのようにその街の経済や政治的判断に左右されているかについて考えるきっかけとなった。さて、これから"私たち"はどうするべきなのかと。
FOTO | LUCIA SOTNIKOVA
Copyright © 2019 All Rights Reserved Fumiko Kikuchi
motion in silence
2019
HD Video, Farbe, Ton
25:49 min
4-Kanal-Videoinstallation
Vier Leerstände aus Lauenburg, die Post (1967 gebaut, gerade im Abriss befindlich) und ihr Gegenüber "Nichts"-eine eingezäunte Baufläche (seit 2017), der Hamburger Keller (von ca. 1640) und die Villa (von 1889) neben der Werft. Sie stammen aus unterschiedlichen Jahzehnten und blicken in eine neue, teils ungewisse Zukunft. Fumiko Kikuchi hat sich mit der Geschichte dieser Ort beschäftigt, recherchiert, warum sie verlassen wurden und warum die Eigentümer* innen sie "in Ruhe lassen".
Vier Interviewpartner*innen nahmen je eines der genauten Modelle der Leerstände ca. eine Woche bei sich zu Hause auf. Bei den Interviewaufnahmen versetzten sie sich dann in die Rolle ihres Gebäudes und diskutieren gemeinsam über ihre bevorstehende Zukunft.
Es entsteht so eine Verbindung von Vergangenheit, Gegenwart und Zukunft.
TEXT | Marita Landgraf
Copyright © 2019 All Rights Reserved Fumiko Kikuchi
motion in silence
2019年
HDビデオ,カラー,ステレオサウンド
25:49
4チャンネルビデオインスタレーション
4つの建物:元レストラン、解体される予定の郵便局、船舶会社の社長が住んでいた家、ショッピングセンターの建設が予定されたきり放置されている空き家、は様々な時代に北ドイツ・ラウエンブルクに建設されて、今日では空き家/空き地になっている。この建物がいつから、そしてどうして空き家/空き地になったのかリサーチすることから始まった。
たくさんの空き家を抱えるこの街は昔リューネブルクからバルト海まで塩を運ぶ通称"塩の道"の通過点だった。往来する船に通行税を設けたことで当時の侯爵は富をなし、住民はこの街に立ち寄る船乗りを相手に休憩所や宿舎を開いた。しかし、通行税が禁止になることでこの街の経済活動も停止した。転出する人々を防ぐこともできず、この街は衰退し、空き地が目立つようになる。
菊池は市内にあるたくさんの空き家/空き地を調査し、その中からこの象徴的な4つの建物を選び、模型を制作した。それぞれの模型を4人の住民宅にホームステイさせることにした。そして、一週間後、その預けた模型の空き家/空き地になりきってインタビューに答えて欲しいと伝えた。
4人の住民が撮影現場に模型と一緒に訪れる。それぞれが空き家/空き家になりきってインタビューに答えた。これから"私たち"はどうするべきなのかと。
元レストランの木組みの家は1640年に建てれた1番の年寄りだ。腐りかけた基礎部分に心配するも、自分の中にかつてあった賑やかな記憶で満たされ、満足しているようだった。来週にも取り壊される予定の郵便局はそれがどれだけの痛みをもたらすのか誰にも想像できないだろうと嘆く。郵便局の隣でそんな嘆きをすでに3回も経験したと、もう何年間も放置されている空き地が鼻で笑っている。船舶会社の社長が住んでた家は昔とは違う今の自分の姿に自信がない。持ち主は海外に住んでいるためもう長いこと姿を見ていないのだった。
作品を通して、住民は都市開発や都市社会学がどのようにその街の経済や政治的判断に左右されているかについて考えるきっかけとなった。さて、これから"私たち"はどうするべきなのかと。